派遣依存に陥る企業の共通点
- アルバイト
- 人材派遣

目次
〜人材不足を解決するつもりが、人件費だけが増えてしまう理由〜
「人が足りないから、とりあえず派遣を入れる」
多くの企業がこの判断をします。
しかし、気が付けば次のような状況になっていませんか?
- 自社求人だけでは採用が追いつかない
- 予算追加、媒体変更、原稿変更など色々試したが改善しない
- 不足分を補うために派遣を導入した
- 1年後には派遣比率が60%以上になっている
- 人件費が2倍近くに増え、利益を圧迫している
さらに深刻なのは、
「派遣を導入した結果、自社求人の応募が減ってしまう」
という現象です。
「派遣比率を減らしたいが、どうすればいいか分からない」
実はこの状態、多くの企業で起きています。
なぜ企業は派遣依存に陥るのか
原因はシンプルです。
固定人材枠に派遣を入れてしまったこと
本来、企業の人材構成は次の2つに分かれます。
固定人材(コア人材)
長期的に働く社員・パート
企業の運営を支える人材
流動人材
繁忙期や欠員を補う人材
派遣や短期スタッフなど
この役割を分けずに
固定人材枠に派遣を入れてしまうと、派遣依存が始まります。
派遣依存が起きる3つの理由
① 自社求人のライバルを増やしてしまう
本来、自社の採用競争相手は
同業他社の求人です。
しかし派遣を導入すると
自社求人 + 派遣会社求人
という構造になります。
つまり
自社が自社の採用を邪魔する構造
が生まれてしまいます。
② 派遣のほうが待遇が良い
派遣会社の求人は、次のような条件が多いです。
- 時給が高い
- 日払い・週払い
- 交通費支給
- 短期OK
結果として
同じ仕事なのに派遣の方が条件が良い
という状況になります。
求職者は当然、派遣求人を選びます。
③ 既存スタッフの不満が増える
既存スタッフよりも条件の良い派遣スタッフが同じ職場に混在すると
- 待遇に不満を感じる
- 周囲に不満を漏らす
- 知人・友人の入社意欲低下
- 紹介採用が減少
つまり
内部からの採用力も弱くなります。
派遣依存を防ぐために必要なこと
最も重要なのは
人材構造(採用設計)を作ることです。
ポイントは一つです。
固定人材枠と流動人材枠を分ける
例えば
作業内容や時間帯を分解し
誰がやる仕事なのかを設計します。
固定人材枠(コア人材)
企業の中心となる人材
- 自社採用
- 人材紹介
で採用する
流動人材枠
変動する業務
- 派遣
- 短期スタッフ
で対応する
この設計をすることで
- 派遣比率がコントロールできる
- 人件費が安定する
- 自社採用が回復する
という状態になります。
派遣依存度チェック
次の項目に当てはまる企業は
派遣依存のリスクが高い可能性があります。
□ 自社スタッフと派遣スタッフが同じ仕事をしている
□ 自社求人と同じ仕事内容の求人を派遣会社が出している
□ 自社応募が以前より減った
□ 固定人材枠と流動人材枠が分かれていない
□ 短時間シフトの採用枠がない
□ 年配層の採用枠がない
もし複数当てはまる場合、
採用設計を見直すことで改善できる可能性があります。
人材不足の本当の原因は「採用設計」です
多くの企業は
- 求人媒体を変える
- 原稿を改善する
- 予算を増やす
といった対策を行います。
しかし、それだけでは
根本解決にならないケースが多いのです。
必要なのは
「どの人材を、どの方法で採用するか」
という
採用構造の設計です。
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