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アルバイト面接担当者が知っておくべき面接知識3選!採用辞退防止!

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アルバイト応募が少ない中、やっと面接までできたのに、採用連絡時に辞退が出てしまう。こんな状況が続いて、人材不足が解消されない!とお悩みの人事採用担当者様、店舗管理者様は多いのではないでしょうか。応募者対応については丁寧にしているし、勤務条件についても、できるだけ応募者の希望に沿うよう努力している。それでも採用辞退が減らないのはなぜなのか?

その原因の多くは、面接担当者の面接に対する知識不足、スキル不足にあります。

貴社ではアルバイトの面接担当者に対し、面接のための基礎教育を実施されているでしょうか。面接は顧客に対する接客とは似て非なるものなので、接客応対ができるからといって、面接で応募者の心を掴掴めるとは限りません。簡単な知識研修だけでも行っておかないと、採用辞退を防止することはできません。今回は、面接担当者に最低限教えておくべき面接知識3つをご紹介させていただきます。

1.面接知識・スキル①「適正面接時間」

面接って何分くらいかかりますか?
私がサービス業で人事部をしていた頃、応募者からよく質問されました。そこで一度「アルバイト面接の適正時間」について応募者にアンケートを取ったことがあります。

その結果、60%以上の応募者が「20~30分程度」という回答でした。
皆さんの認識と一致するでしょうか?

応募者にとって面接時間は、アルバイト先の印象を左右する重要な要素なので、長すぎ短すぎに注意しなければなりません。

例えば、10~15分程度で終わってしまうと「手応えなし」「機械的な(冷たい)面接」というイメージを与えてしまい、逆に60分前後になると「長くて面倒そう」という悪い印象を与えてしまいます。基本的にアルバイトの面接は、機械的に実施すれば10分程度で終わってしまうので、これを20~30分程度に引き延ばすには、何らかの知識とスキルが必要になります。何も教えずに面接を担当させてしまうと必要事項を確認するだけの極端に短い面接になってしまったり、無意味な質問や雑談を増やし、無駄に長時間になってしまったりします。これらを防ぐため、まずは面接担当者に”基本的な面接フロー”を覚えるようにしていきましょう。

【面接フロー例】
~1分  面接担当者の自己紹介
~3分  アイスブレイク(学校や出身地、地元の話等)
~8分  現在の状況確認(現住所・緊急連絡先・免許の有無・過去バイト・掛け持ちバイトの有無等)
~15分  経歴について雑談(学校の専攻科目・サークル・過去のバイトを辞めた理由等)
~20分  勤務希望(勤務日数・指定曜日・勤務時間・通勤手段等)
~25分  質疑応答
~30分  今後の流れ(合否連絡方法・採用後の流れ等)

このような感じで大まかな面接フローを時間付きで作成し、面接担当者に伝えておくだけで無駄なく漏れなく、良い印象の面接をスムーズに行うことができます。もちろん、上記は例ですので、自社のスタイルに合わせてカスタマイズしてみてください。

2.面接知識・スキル②「質問する理由」

「緊急連絡先を教えてください」
採用面接において一般的な質問ではありますが、今の時代、個人情報の提供に抵抗を持たない方は少数派です。そんな中「面接だから、採用するのだから”当然提供すべき情報”」という意識で面接をすれば、応募者との信頼関係を築くことは難しいですよね。面接の中で応募者との信頼関係を築くためには、一つ一つの質問に対し「なせ回答を求めるのか」を説明してあげる必要があります。

【質問に対する説明例】
・緊急連絡先  ⇒ けがや事故があったときなどのために、緊急時の連絡先を教えてほしい
・掛け持ち先  ⇒ 扶養控除申告書の提出や社会保険の加入手続きで必要な情報なので教えてほしい
・学校の名前  ⇒ 学校から直接出勤する場合の所要時間や通勤ルートを把握するため教えてほしい

情報を提供する側が面接担当者の質問に対し不信感を持ってしまうということは、会社に対し不信感を持っているのと同じです。不信感のある会社で働きたいかというと…そうではないですよね。質問する内容について「なぜ聞きたいのか?」と自問自答し、応募者にも説明できるようにしておきましょう。

3.面接知識・スキル③「背景の確認」

応募者の返答・回答の裏には、言葉以外・以上の意味が含まれていることが多いので、必ず背景(なぜその答えになったのか?)まで確認する必要があります。

例えば「17時から勤務可能です」の意味が「17時には店舗に到着できます」という意味だったとしたら、面接担当者と応募者の理解は一致しているでしょうか?

こういった小さなミスマッチが採用辞退を招いてしまいます。
採用連絡時に「初日は16:45に店舗に来てください」と伝えると、応募者は「それはちょっと無理だな」と思いつつも了承をして、約束の前日くらいに「やっぱり辞退します」と連絡を入れてきます。面接担当者としては、理由も分からないままの辞退なので何が悪かったのかわかりません。こういった事態を避けるため、面接時には応募者の返答・回答の背景まで確認しておく必要があります。

【背景の確認例】
 ・出勤時間の確認 ⇒ 学校を出発するところから、お店に到着するまでの流れを教えてください。
 ・退勤時間の確認 ⇒ 終電・週バスの時間は分かりますか?家には何時頃に到着したいですか?
 ・勤務日数・曜日 ⇒ 今は誰かの扶養に入っていますか?授業が遅くまである日はありますか?

あくまで一例ではありますが、応募者の返答・回答の背景には何があるのかを把握するように面接をすれば多くのミスマッチを防ぐことができます。

4.まとめ

アルバイト面接については、「誰でも簡単にできる」イメージを持たれがちですが、ある程度の知識とスキルを持っておかなければ、良い人材を確保することはできません。せっかくの応募者を逃さないよう面接担当者への教育をお勧めいたします。

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