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合同説明会”着座”のポイント!中小企業の新卒採用!

  • 新卒採用

「合同説明会の内容が個別説明会とほとんど同じになってしまう」と悩んでおられる人事採用担当者様も多いのではないでしょうか。合同説明会と個別説明会の説明内容が同じようになってしまう理由の多くは、それぞれの目的の違いが明確になっていないことが原因です。もし貴社が大企業や知名度の高い企業等であれば、未エントリーの就活生と「接する(知ってもらう)機会を作る」ことが合同説明会参画の目的となるので、説明内容は個社説明会の概要や短縮バージョンでも十分な成果を得られると思います。

例えば、会場で企業名を目にしたり、資料を渡しておくだけでも、帰宅後自ら採用サイトを検索してエントリーする等の効果が期待できます。しかし知名度の低い中小企業の場合、就活生とただ単に接するだけでは記憶に残すことができず、帰宅後のエントリーも期待できません。

中小企業が合同説明会で成功するためには、参画目的に沿った説明内容を作成することはもちろん重要です。また、装飾や着座までの流れ、スケジュールの入れ方にもしっかり工夫しなければ、個別説明会へ誘導することは難しいでしょう。そこで今回は、合同説明会を成功させるための企画の作り方をご紹介させていただきます。ただし、情報量が多いので前後半に分けてご紹介します。今回はその前半として、就活生を着座させる方法についてご紹介します。

1.合同説明会の企画”三要素”

「合同説明会に参画する目的は何ですか?」
合同説明会の内容を企画するためには、まず目的(ゴール)を知る必要があります。貴社の採用フローの中で、合同説明会はどのセクションに位置づけされるでしょうか?

【採用フロー】
 ①エントリー 
 ②個社説明会
 ③選考過程
 ④内定
 ⑤入社承諾

各社の考え方にもよりますが、合同説明会は基本的に「①エントリー」のセクションに属しています。つまり、合同説明会は採用サイトと同じ位置づけとなりますので、その目的は「できる限り多くのエントリーを集め、個社説明会の参加へ誘導すること」です。この目的を達成するためには、「就活生の注意を惹いて詳細を見てもらう」⇒「会社に興味を持ってもらう」⇒「個別説明会に予約してもらう」よう設計していく必要があります。つまり合同説明会でも、この3つの要素を取り入れて企画を立てなければなりません。

【合同説明会の企画三要素】
 ●就活生の注意を惹く
 ●会社に興味を持ってもらう
 ●個別説明会に予約してもらう

今回は、この中で「就活生の注意を惹く」をテーマにご紹介させていただきます。

2.就活生の注意を惹く

合同説明会の会場で就活生の注意を惹くためには、装飾とアテンドスタッフの配置が最低限必要となります。目立った装飾やアテンドスタッフの配置には、抵抗感を感じられる担当者様も多いと思いますが、ただ座っているだけでは集客を行うことはできません。採用サイトでバナーや上位表示オプションを使用するように、それらを使用することをお勧めいたします。このセクションでは”できる限り多くの就活生をブースに着座させる”ことが目的となります。

①装飾の役割=立ち止まらせること
装飾は目を引くために派手さも必要ですが、目立つだけの装飾は避けられる原因にもなるのでお勧めしません。合同説明会における装飾の役割は”就活生を立ち止まらせる”ことです。そのためにオススメしているのが装飾のメインに”文章”を入れることです。

理由はシンプルで、読むのにも、理解するのにも時間がかかり、その結果、一瞬ブース前で立ち止まってしまうからです。キャッチフレーズや写真・イラストなどは瞬時に企業イメージを伝えることができる反面、読む時間、考えさせる時間を作ることができないので、中小企業が合同説明会参画目的を達成させるには不向きだと思います。

【文章メインの装飾具体例】
・メインボードに20文字前後の文章を入れる
・文章は「疑問文」がおすすめ
⇒「就活のゴールって何だと思いますか?」「二年目の先輩社員が感動した当社の制度とは?」

②アテンドスタッフの役割=着座させること
アテンドスタッフの役割は、ブース前で動きが止まった就活生を”着座させる”ことです。ここで間違ってはいけないのは、”説明する”ではなく、”着座させる”が役割であるということです。ブース前で立ち止まった就活生に対し、立ち話で会社概要を伝えてしまうと高確率で着座せず立ち去ってしまいます。アテンドスタッフは就活生の質問に直接答えず、「プレゼンの中で説明するので、楽しみにしていてください」と伝えるようにして、着座を促していきます。少し対応が悪いようにも感じますが、疑問に対する答えが得られなかった場合、気になってしまうのが人間です。これも作戦の一つとして捕え、導入していただくことをお勧めします。

3.ブースセッティング

立ち止まった就活生を効率よく着座させるためにはブースセッティングも重要です。理想はブース前で立ち止まった就活生が一歩も動かず、そのまま座れる状態です。これに少しでも近づけるようブースセッティングすることをお勧めします。

【ブースセッティングのポイント】
 ①就活生とプレゼン担当の間にテーブルは設置しない
 ②遠くから立ち見ができない確度にスクリーンを置く
 ③常設の椅子はできるだけ少なくし、必要に応じてアテンドスタッフが椅子を出すようにする

就活生の多くは、企業ブースへの着座に抵抗があるので、抵抗感を感じる前に素早く座ってもらう必要があります。例えば、立ち見した瞬間に「良かったら座ってください」と自分の後ろに椅子を出されたら、思わず「ありがとうございます」と言ってしまいそうになりませんか。こういった細かいことの積み重ねで一人でも多くの方に着座してもらえるよう工夫してください。

今回は合同説明会を成功させる企画の立て方のうち、「着座させる」ポイントについてご紹介させていただきました。次回は会社に興味を持ってもらうためのプレゼン内容の作り方についてご紹介させていただきますのでご期待ください。

4.YouTube始めました

YouTubeで詳しく説明しています。よろしければ見てください!その他、ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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