アルバイト採用コスト&人件費ダウンに成功している企業の人材派遣の使い方!
- 人材派遣
「人手不足なのですぐに派遣してほしい」
人材派遣会社にとって、こrほどありがたいご依頼は他にないのですが…
無計画な人材派遣の利用は、”派遣依存”になる可能性が高いのでお勧めしません。派遣人数や派遣期間等をちゃんと計画せず、とりあえず人手が足りないからと人材派遣を利用してしまうと、短期間で人材派遣なしではシフトが回らない状態に陥ってしまいます。こうなると人件費を抑えるためにシフト人数を減らし、残っているスタッフに負担がかかり、退職者が増える。そして、また派遣を増やす。こんな悪循環に陥ってしまいます。
そうならないよう、年間のアルバイト採用計画をしっかり立て、うまく人材派遣を利用していきましょう。そうすれば逆に採用コスト、人件費ともに削減することができます。そこで、今回は採用コスト&人件費削減のための人材派遣の利用方法についてご紹介させていただきます。
1.絶対やってはいけない!人材派遣の使い方
人材派遣を利用するときに絶対にやってはいけないことがあります。
それは…
“人手不足になってから派遣を利用する”ことです。
「人手不足だから人材派遣を利用する」のが一般的な考え方ですが、実はこれはあまり良い使い方とは言えません。理由は3つあります。
①早期退職が出やすい
人手不足になってから人材派遣利用すると高確率でスタッフが早期退職します。なぜなら、人手が足りなくて忙しい状況ですので、新しいスタッフの受け入れ態勢として決して良い状態とは言えないからです。もちろん、新しいスタッフが入れ代わり立ち代わりしても派遣料金は発生するので、時給単価の高い研修生を何人も入れるような状態になってしまいます。
②派遣比率が急激に増える
人手不足ということは、シフトの中にそれだけ多くの派遣枠があるということです。そこにどんどん派遣スタッフが入ってくるので、派遣比率が一気に増加してしまい、繁忙期を終えた後も派遣スタッフなしではシフトが回らない状態になってしまい、派遣依存率が高まってしまいます。
③自社雇用スタッフの退職に繋がる
人手不足は大体どの企業でも同じタイミングで起こるので、派遣会社もスタッフ確保のため通常よりも良い待遇で人材を確保することになります。その状態で派遣比率が高まってしまえば、同じ環境で働く自社アルバイトたちは自分たちの存在意義を無くしてしまいます。
深刻な人材不足になってから人材派遣を使ってしまうと、後戻りできなくなってしまう可能性があるので、計画的な利用をお勧めします。
2.人材派遣の計画的な使い方
人材派遣を計画的に使えば、無駄な求人広告費を抑えることができ、上手く繁忙期を乗り越えることができます。今回はポイントを2つご紹介させていただきます。
①派遣期間を明確に決める
人材派遣を利用する際は、どの期間に人材派遣を利用するのかを予め明確に決めておく必要があります。これを決めておかないと、自社採用コストと人材派遣コストが重複してしまい、その期間のコストが倍増してしまうからです。基本的には人材派遣を利用すると決めた機関については、自社採用のための求人広告費は使わず、派遣利用期間が終わる一か月前を目途に自社求人をスタートさせることをお勧めします。
【派遣利用期間のイメージ】
派遣利用期間:11月~3月(5か月間)
自社採用期間:9月~10月、2月~4月
9月~10月の間にできる限り自社アルバイトを採用しておく。11月から人材派遣を利用し、その間に社員の休みを回すなどして、人件費を抑えながら人材を担保しておく。人材派遣利用期間は自社アルバイトの退職があっても採用は行わず、派遣会社から人材を送ってもらう。春をめどに人材派遣利用を終えるため、徐々に自社採用を始めていく。
採用が困難な時期の採用を派遣会社に任せることで、人手不足を解消しながら採用コストを削減することができます。採用困難時期にかかるコストと手間を考えれば、派遣コストも高くはないと思います。
②派遣利用店舗・事業所を絞る
複数店舗・事業所を経営されている企業様に限られますが、人材派遣を利用する際、利用店舗・事業所を絞ることが重要となります。ご依頼いただくときによくあるのが、A店に1名、B店に2名…というように手複数店舗で少人数の派遣利用を希望されるパターンがありますが、これも自社採用コストと人材派遣コストの重複によるコスト高を引き起こしてしまいます。
一番効率の良い人材派遣の利用方法は、全スタッフを人材派遣のスタッフにすることです。これにより、採用コストはもちろん、勤怠及び労務管理などの間接経費も削減することができるからです。逆に言えば中途半端な利用が一番コストが高くなるということです。
例えば、採用がしやすいA店にB店の人材を異動させ、採用困難エリアであるB店舗の人材は銃を派遣会社に任せる。こうすることで、分散させていた時と派遣利用人数は変わらず、自社の採用予算をA店にまとめることができるので採用コストも抑えることができます。人材が安定した店舗はアルバイトの定着率も良くなるので、採用コストを削減できるなど、好循環が期待できます。
人材派遣を上手く採用計画に入れることで、無駄な経費や手間を削減することができるので一度検討してみてください。
3.YouTube始めました
自分の話す練習も含めてYouTube始めました。ぜひ、応援していただければ幸いです。