紹介率アップ!友達紹介制度~アルバイト編~
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「低コストかつ質の高いアルバイトを採用したい」と思いませんか?
数あるアルバイト採用ツールの中でも、友達紹介制度は最強採用ツールと言っても過言ではありません。なぜなら在籍しているスタッフからの紹介なので、
・採用コストがほとんどかからない
・紹介者は、風や業務内容にマッチした人選をする
・紹介される友達も社風や業務内容を理解して入社する
・人間関係も構築しやすい
採用する前に人柄(質)、継続性ともにある程度保証されているからです。
一般の求人媒体を利用した場合、こうはいかないですよね。
もし、友達紹介だけで年間のアルバイト採用を賄うことができれば…
コスト削減とサービス品質向上を手間と時間をかけずに実現することができるので、積極的に制度を構築していくべきですよね。
【友達紹介制度のメリット】
・低コストで人材確保できる
・求人募集の手間が少ない
・マッチング率の高い人材を獲得できる
友達紹介制度自体はとてもシンプルな仕組みなので、制度設計の難易度は高くありません。しかし、制度を作ったからと言って、既存スタッフが簡単に友達を紹介してくれるわけではありません。
では、友達紹介を促進していくためには何が必要だと思いますか?
この質問に対し即座に「紹介料」と答えられた方は要注意です。
友達紹介制度が上手く機能していない企業では「紹介料に比例して、友達紹介が増える」と考えていることが多々あります。もちろん、紹介料が高い方が友達を紹介してくれる確率は上がると思いますが…
友達をお金で売りますか?
いくらお金が欲しいからと言って、お勧めできないアルバイト先に友達を紹介しないですよね。
これが友達紹介制度を成功させるために必要な考え方です。
今回は”友達紹介制度を成功させる3つの取り組みと考え方をご紹介させていただきますので、ぜひご参考にしてください。
1.友達紹介で最も重要な考え方
友達紹介制度の取り組みをご紹介する前に、紹介制度を成功させるために最も重要な”考え方”についてご紹介させていただきます。まずは、以下の質問を考えてみてください。
自分の大切な人(家族・友人等)の初バイトが決まったとしたら、何を心配されますか?
「時給は低くないか?」から心配される方は少ないと思います。
まず”安心して働ける会社・職場環境”なのかどうかが気になるのではないでしょうか?
自分の大切な人(家族・友達等)を紹介する時も同じですよね。
いくら時給が高くても、「自分は働きたくない」と考えているようなアルバイト先を友達に紹介することはないと思います、
【友達を紹介で重要な考え方】
お金 < 職場環境
友達紹介を促進していきたいと考えておられるのであれば、まず「お金(待遇)」からではなく、どのような「職場環境」なら安心して友達を紹介できるのか、また、自社はそのような環境にあるのか、から考えることが重要です。まずは、職場環境に目を向けていきましょう。
2.スタッフプロフィールで印象操作
”職場環境の良さ”とは何でしょうか?
「人間関係」「待遇」「空間(設備)」などが思い浮かぶと思います。その中で最も重要なのが「人間関係」ですよね。まずは「うちのバイト先は、人間関係は良い会社」だと友達に紹介できるような取り組みを行っていきましょう。
人間関係構築に最も大きな影響を及ぼすといわれているのが第一印象です。
例えば、新人スタッフが先輩スタッフとのファーストコンタクトで「この先輩は怖そうだな」と悪印象を持ってしまったら、その後のコミュニケーションに悪い影響を与えてしまうので注意が必要です。
とはいうものの、スタッフ間のファーストコンタクトまで管理することは難しいですよね。
そこでお勧めしたいのが「スタッフプロフィールによる印象操作」です。
例えば、新人スタッフが事前に「この先輩は、優しい人」という第一印象を持っていたとしたらどうでしょうか?ファーストコンタクトで淡白な対応になってしまったとしても「今は忙しいから仕方がない」と理解してくれる可能性が上がりますよね。
スタッフプロフィールを準備しておくことで、”プレ”ファーストコンタクトを実施することができ、一定品質の第一印象を新人スタッフに与えることができます。人間関係構築において、前情報は非常に重要な役割を果たすので、ぜひ取り組んでいただきたいです。
ただし、既存社員やスタッフの皆様にとっては「そんなの必要?」「恥ずかしいから嫌だ」と反対を受ける取り組みですので、趣旨の説明からしっかり行っていく必要があります。新人スタッフが良好な人間関係を築いていくために重要なものだと説得してください。
【スタッフプロフィールの作り方例】
・スマホで制服写真を撮影
・スマホの画像編集機能で編集
・「名前」「あだ名」「役職」「勤務時間帯」「誕生月」「血液型」「好きなもの」などを記載
・プリントアウト
・ファイルにとじ込む
・ファイルは事務所などで保管(持ち出し・写真の撮影は禁止)
・新人さんのためのプロフィールであることを伝えておく
3分で作成できました。
ホントにこんな程度でも人間関係の構築に役立ちます
【スタッフプロフィールの活用方法】
①新人スタッフ初出勤前にスタッフプロフィールを見せる
②初出勤日に一緒に働くスタッフを紹介する
③初出勤から2~3日間は②を行ってもらう
個人情報の関係もあるので、あくまでスタッフの任意の範囲で作成してください。
最初は嫌がるスタッフも多いですが、一度作成してしまうと「写真を変えたい」「プロフィールを変えたい」など改善を求める声も出てきて徐々に良いものになっていくので、最初から完成度を求めなくても良いと思います。
新人スタッフが人間関係をスムーズに構築できるよう、会社が取り組んでいる姿を見せるだけでも、友達を紹介しやすくなりますよね。ぜひ、取り組んでみてください。
3.求人票で紹介責任を軽減
友達紹介制度の促進で忘れがちなのが求人票の作成です。
友達に渡す用の求人票は準備されていますか?
「なんでこんなバイト紹介したん?」
アルバイト先を紹介した後、友達から怒られるのは嫌ですよね。
できるだけ紹介する側も”責任は取りたくない”というのが正直なところです。
紹介責任を取るのが嫌で、友達に自分のアルバイト先を紹介するのをためらってしまいます。
そんな状況の中で紹介者の背中を押してくれるのが求人票なんです。
「うちのバイト先こんな感じやけど、どう?」
こんな感じなら声を掛けやすくないですか?
求人情報の発信先も会社ですし、それを見て入社を決めるのも本人、紹介者は求人を紹介しただけなので、細かい待遇等に責任を持つ必要はありません。この紹介者の”責任”を軽減することができれば、友達紹介の数は飛躍的にアップします。求人票もポイントを抑えて作成すれば時間も手間もそれほどかからないので、以下を参考にぜひ作ってみてください。
【友達紹介用求人票の作り方】
・インターネットで「求人 テンプレ 無料」でテンプレを入手
・求人内容を作成
・キャッチに”友達”というフレーズは入れておく
・友達紹介特典を準備しておく
無料テンプレを使用すれば10分程度で求人票を作成することができます。
ネットに後悔している誰でも見れる求人ではなく、友達紹介専用の求人票作成が、特別感を演出する重要なポイントとなるので、ぜひ作成してみてください。
インターネットでテンプレをダウンロードして、求人票を作成してみました。作成時間は5分程度です。
【友達紹介求人票の活用方法】
①友達紹介促進チラシを貼り出す(友達紹介料〇万円)
②①の横に求人票を数枚設置しておく
③ベテランスタッフには手渡しで「誰か良い人いたら紹介して」と伝える
「友達を勧誘してほしい」はストレスに感じますが、「友達に渡してほしい:であればそれほどストレスに感じません。簡単に活用できる割に効果は大きいのでぜひ試してください。
4.同席面接・同時初出勤
「友達紹介なのに不採用…」
友達になんて伝えればいいんだろう…
友達紹介の面接をする前にしっかりと”勤務条件の確認”を行っておく必要があります。
当然のことながら、友達を不採用にすると紹介者の不満につながり、最悪の場合、退職になることもあるので、勤務条件のすり合わせや社内ルールの確認は事前にしっかりと行っておきましょう。
事前確認を済ませた…、
「紹介者同席面接」の実施をお勧めしています。
同席面接なら紹介する側も、紹介される側も安心ですよね。また、初出勤日は紹介者と友達を一緒に出勤できるよう調整する制度も作っておくと、友達紹介をしやすくなります。
友達紹介制度がしっかり運用できれば、人手不足が深刻化する中、コストを抑えながら質の高い人材を確保できる勝ち組企業になることができます。一つ一つの取り組みを導入するためには多少の時間と手間が掛かりますが、その効果は大きいので、できるだけ早く取り組まれることをお勧めします。