人手不足なら面接を止めなさい!アルバイト採用成功術!
- アルバイト
「やっと面接の予定まで組めたのに…当日面接に来ない!とお悩みの店舗管理者様・シフト担当者様は多いのではないでしょうか?
そんな皆様に質問です。
「アルバイト面接は何のために実施されているのですか?」
・人柄
・礼儀
・スキル(能力)
・見た目
・やる気(モチベーション)
・勤務条件の確認
などなど…
”人材の見極め”をしたいというご意見が多いと思います。
では、そう思われた皆様に2つ目の質問です
「今は”人手”が必要なのでしょうか?それとも”人材”が必要なのでしょうか?」
2つ目の質問で「言いたいことが分かった」という方も多いと思います。
年々深刻化する人手不足の中、アルバイトを確保するために必要なことは”割り切り”です。
人手不足と人材不足を混同せず、分けて考え、それぞれ割り切った対策を立てる必要があります。
〇人手不足 = ”人数”不足
〇人材不足 = ”能力”不足
例えば…
野球の試合をするにはメンバーが最低9人必要です。
今週末に試合を控えていて、水曜日時点でメンバーが5人しか揃っていません。
そんな中、野球未経験のAさんが参加を希望してくれています。
皆さんはチームメンバーにAさんを加えますか?
それとも、セレクション(選考)を実施してから加入を検討しますか?
この場合、まず9人揃えることが最優先なので、セレクション(選考)なんて実施しないですよね。そんなを面倒なことを要望したら、Aさんが参加してくれなくなることを皆さんが理解しているからです。
これをアルバイト採用に置き換えてみるといかがでしょうか?
もちろん、遊びと仕事なので違和感を感じられる方も多いと思いますが、「人数集め」という点だけを見れば、それほど大きな違いはありません。
つまり、人数不足解消において面接(選考)は”障壁”になるので、できる限り無くした方が良いという結論に至ります。
とはいうものの、「面接無しで採用するのはちょっと不安」という方が大半だと思いますので、今回は電話面接に切り替えるメリットとそのポイントについてご紹介させていただきます。
1.面接人数を2倍にする方法
ここ数年で急拡大しているスキマバイトの求人サイト(LINEスキマニ・タイミー等)には、すでに”選考”という概念がありません。また、若年層を中心にユーザー数が急増していることから、近い将来”面接ありが非常識”になることは間違いいありません。
とはいうもののいきなり面接無しはハードルが高いですよね。
そこでまず電話面接に移行することをお勧めしています。
以下は、対面面接、WEB面接、電話面接それぞれの面接率を示したものです。
(2024/1/1~1/31応募数対比の当社データ)
〇対面面接 20%(WEB応募⇒電話orメール連絡⇒面接日程調整⇒対面面接)
〇WEB面接 25%(WEB応募⇒電話orメール連絡⇒面接日程調整⇒WEB面接)
〇電話面接 55%’(WEB応募⇒電話面接)
上記のデータより分かることは2つです。
①移動を無くしても面接率は上がらない
対面面接は移動を伴うため、応募者も手間になることは明らかです。しかしながら、移動を伴わないWEB面接に変更しても面接率はそれほど上がっていません。つまり、面接率を上げる対策として「移動の手間を省く」は、それほど効果を得られないということになります。
②面接率向上のポイントはタイミング
WEB面接と電話面接とを比較すると、電話面接変更後の面接率が飛躍的に向上していることが分かります。両者の違いは面接を実施する”タイミング”です。別日程で面接を約束するWEB面接に対して、電話面接は電話がつながったタイミングでそのまま面接を開始します。この面接実施のタイミングの違いが面接率に大きく影響していると考えられます。
いきなり面接を廃止するのは、やはり抵抗が大きいと思いますので、まずは電話面接に切り替えてみてはいかがでしょうか?上記データが示すように面接できる人数を一気に2倍にできる可能性があり、採用人数を飛躍的に増加させることができるかもしれません。ぜひ一度試してみてください。
2.電話面接で人材を見極める方法
電話面接が面接率向上に効果的であることはご理解いただけたと思います。
それでもまだ「顔を確認せずに採用するのは不安」というお気持ちもよく理解できます。
では、本当に電話面接だと人材の見極めはできないのでしょうか?
当社では以下の3つで人材の見極めを実施しております。
①電話面接
・勤務条件の確認
・話し方(人柄・礼儀)
・職務経歴の確認(スキル・能力)
・制服サイズの確認(体格)
②顔写真のメール送付
・見た目(身嗜み・人柄)
③入社書類の提出
・身元確認(免許証・住民票等の提出)
・労務リスク(誓約書等の提出)
採用を決定するまでに①②を行っておくことで、対面面接と同程度の”情報”を得ることができます。もちろん実際に会っていないので雰囲気・空気間を感じ取ることはできませんが、逆に第六感に頼らない分、客観的に人材の見極めを行うことができると思います。
また入社前に提出物をしっかり回収することで、本人確認、身元確認を行うことができます。
私自身も「顔を見ながら面接をした方が良い」とは思いますが、面接率、人材見極め精度のバランスを考えれば、電話面接のメリットの方がかなり高いと思います。
時代の流れ、応募者のし好の変化などを考慮し、面接のスタイルも変更していく必要があると思います。その中で電話面接は比較的抵抗の小さい手法だと思いますので、ぜひ一度トライしてみてください。