”応募数が2倍”になる魔法の言葉!アルバイト採用実例!
- アルバイト
- 中途採用
- 新卒採用
採用予算を増やすことなく、
応募(エントリー)数を増やす方法があったとしたら…
その方法を知りたいと思いませんか?
本日は、その方法を特別にご紹介させていただきます。
応募(エントリー)数を増やす一番の方法は
「良い会社にする」ことです。
拍子抜けの答えかもしれませんが、
日々300案件以上の求人とその応募管理をしている中で、
当然のことなのですが、良い会社にたくさんの応募が集まることを実感しています。
ですので、応募数を増やしたいのなら
良い会社にしていくことが一番の近道となります。
「そんなこと分かってるわ!」って怒られてしまいそうですね。
では、そう思われた皆さんに質問です。
「良い会社」の定義って何ですか?
企業規模、業種、職種、給料、勤務時間、福利厚生…
一昔前には”大手志向”という言葉がよく使われていましたが、すべての方にとって大手が良い会社というわけではないですよね。
また、給料や福利厚生が一般的に良くない企業を希望される方もおられますよね。
これってどういうことなのでしょうか?
大切なことは
「誰に」とって良い会社なのか?
ということです。
世間一般的に、大多数の方が思う良い会社になる必要はありません。
「誰か」にとって良い会社であれば、ちゃんと応募数は増えてきます。
当社のクライアントで以下のような採用条件でも、応募を集めておられる企業様があります。
【募集内容】
採用ターゲット:20代~30代女性
時給:1050円(エリアの最低賃金スレスレ)
時間:10:00~18:00(うち4時間以上)
勤務:週2日以上
職種:キッチン(調理補助)
立地:繁華街(競合飲食店多数)
周辺には時給の高い求人がたくさん出ている中、皆さんならどのように応募を集めますか?
一度考えてみてください。
この企業様の求人キャッチフレーズには、
「お子様の体調不良での当日欠勤ok」
「平日のみok」
という言葉が含まれています。
そうなんです。
小さなお子様のおられる主婦の方にとっての良い会社を考え求人を変更したところ、多くの応募が集まってきました。応募者は主婦にとどまらず、土日祝に入れる学生さんやWワークの方、フルタイム希望のフリーターさんからの応募も大幅に増えていきました。
このあたりの因果関係はデータ上では分かりませんが、誰かにとって「良い会社」にすると、それ以外の方にもそれが伝わるんだと思います。
という感じで今回は、「誰かにとって、良い会社」にすることで応募数が2倍になった求人事例をご紹介させていただきます。この事例は、新卒採用、中途採用、アルバイト採用に使える方法ですのでぜひ試してみてください。
1.募集内容
応募数が2倍になった食品工場A社の事例をご紹介いたします。
皆さんなら、どのような求人を作成するか一緒に考えてみてください。
【募集内容】
ターゲット:20代~50代男女
職種:調味料の製造スタッフ
時給:1200円(競合企業と同等程度)
時間:9:00~18:00(部署①)
11:00~20:00(部署②)
16:00~25:00(部署③)
24:00~9:00(部署④)
勤務:週5日(土日祝休み)
※配属部署により上記いずれかの勤務時間になる
※勤務時間は固定(フルタイム勤務)
立地:駅から徒歩30分以上、車通勤ok
時給を上げたり、勤務時間を変更するなど、採用条件を変更することはできません。
いかがでしょうか?
2.求職者は誰か?
採用条件から考えると食品工場A社の採用ターゲットは、基本的に”フルタイム勤務”を希望する方に限定されます。ほとんど正社員募集と同じですよね。
つまり、このターゲット層を集められるということは、正社員募集の新卒・中途採用でも使えるということになります。
3.フルタイム勤務希望者にとって良い会社とは?
時給や勤務時間を変えることなく、ある一言をキャッチフレーズの前に入れることでナント応募数が2倍になりました。
その一言とは…
”選べる”勤務時間
この一言を入れただけです。
私も含め、多くの労働者が”自由な働き方”を求める中、
フルタイム勤務の場合、基本的に勤務時間や休日など働き方を自分で選ぶことができません。そんな中”選べる”という言葉は魅力的に感じるのだと思います。
ただ、勤務時間が選べるといっても、自分が働ける時間帯は決まっているので結局は選択肢はないに等しいです。
それでも”自分が選んで決められる”というのと”選択肢がない”のとでは感覚が大きく違うのだと思います。
4.新卒採用・中途採用で応用
皆さんが就職活動中だったとして、
業種や職種、給料や待遇、勤務地がほとんど同じA社、B社、C社があった時、休日日数に以下のような違いがあったら、どの企業に魅力を感じますか?
【休日日数の違い】
A社 ⇒ 完全週休2日制 年間休日120日(土日祝・お盆・年末年始)
B社 ⇒ 完全週休2日制 年間休日120日(土日祝・お盆・年末年始)
C社 ⇒ 完全週休2日制 年間休日120日(土日祝・お盆・年末年始)
完全週休3日制 年間休日120日(土日祝・お盆・年末年始)
※休日日数は半年ごとに選択することができます(ただし、基本給が異なります)
基本ベースは同じなのですが、一つオプションが入るだけでC社の魅力が一気に上がりませんか?
とはいうものの、週休3日の人材が増えてしまったら業務に支障が出てしまうかもしれない。と心配になってしまうと方も多いと思います。
私が人事部を務めていた企業(サービス業)で以下のような制度を構築した結果、それらを選択した従業員の割合は以下のような感じでした。
【休日日数の選択制と選択率】
①スタンダード 月8休 ⇒ 約90%
②ライト 月10休 ⇒ 約10%
③スーパーライト 月12休 ⇒ 0%
いかがでしょうか?
ほとんどの新入社員が休日の選択制が魅力的だといって入社してきたにも関わらず、実際にスタンダード以外を選択したのは10%程度でした。
名前の付け方や給料の設定をしっかり検討しておけば、基本的には他の従業員と同じものを選択する傾向にありました。
人は”自分で決めたい”という欲求を強く持っているので、「選べる」という言葉はすごく魅力的に感じるのだと思います。ぜひ一度試してみてください。