先日、京都織物卸商業組合様で「中小企業の新卒採用計画の立て方（基本編）」というセミナーを行わさせていただきました。経営者様含め、錚々たるメンバーにご参加いただき、ちょっぴり緊張してしまいました。組合に加盟されている企業様の多くは歴史が古く、それこそ創業時期の年号をお伺いしてもどの時代なのかわかりません(笑)。そんな歴史ある企業の方々が今抱えておられる大きな問題が、「社員の高齢化」です。呉服業界に精通したベテラン社員はたくさんいるものの次世代を担う若手世代の採用育成が進んでいないとのことで、今後、組合を上げて若手採用の強化をしていくための基礎作りを手伝ってほしいとお声を掛けていただきました。今回のブログではそのセミナーの内容を一部ご紹介させていただきます。

１．新卒を採用する目的・理由の明確化

まず新卒採用を成功させるために最も重要なのが「新卒を採用する目的・理由」です。もっと質問をわかりやすくすると「なぜ、新卒採用をするのですか？」「中途採用じゃだめですか？」という感じになります。皆様いかがでしょうか？

この質問にスグに答えられた企業様は、ある程度新卒採用が順調に進んでおられるのではないでしょうか？

逆に、この質問の回答に詰まられている企業様の多くは、新卒採用に苦戦されているのではないでしょうか？

いかがでしょうか？

新卒を採用する目的・理由がなぜ大切かというと、それが学生にとって「御社を志望理由」になるからです。企業側がしっかりと「あなたが欲しい理由」を伝えていると、選考フローの中で学生から「新卒を採用する目的・理由」がしっかりと帰ってきます。新卒採用が順調に進んでいる企業様の多くは、会社説明会等で学生にこれを渡し、選考フローの中で返してもらうよう意図的に組み込んでおられます。

もし「新卒を採用始めよう」とお考えなのであれば、まずは新卒を採用する理由からしっかりと考えていくことをお勧めいたします。

※セミナーではこの他に新卒採用と中途採用のグリップの作り方の違いをご紹介。

２．採用ターゲットの明確化

次に重要なのが採用ターゲットです。企業様が多くが幅広い層の学生にアピールしたいとお考えだと思います。知名度の高い企業様であればこれは可能です。しかし、知名度の低い中小企業がターゲットを絞らず採用活動を始めると、人気触手出ない限り思っているように集客ができなくなってしまいます。

アルバイトの求人広告が例として分かりやすいです。例えば「保育園の送迎の間に」「授業＆サークル終わりに」というキャッチを見れば、ターゲットと求められている時間帯のイメージが付くと思います。では「プライベート重視で働きやすい」のターゲットと働く時間はいかがでしょうか？

ここまで顕著ではありませんが、新卒採用でも同じようなことが起こってしまします。ターゲットを絞ることにはじめは抵抗があると思いますが、やってみると学生に「言葉の伝わる速度」が早くなるのを実感していただけると思います。

採用ナビサイトの作り込み、会社説明会の内容を作成する前にしっかりとターゲットを明確化することをお勧めいたします。

※セミナーでは、学生のレベルに応じた言葉のチョイスの方法をご紹介しました。

以上がセミナー内容の一部です。だいたい１時間程度のセミナーでしたがとっても喜んでいただけました。おかげで、新入社員のフォローアップ研修や営業力研修のご発注もいただきました(#^.^#)

ご興味があれば、小さなことでもお問い合わせいただければ幸いです。

３．YouTube動画をアップしました！

●京都織物卸商業組合様　ホームページ

https://www.fashion-kyoto.or.jp/